ほんのり甘くて、ちょっぴり切なくて。


「えっとねぇ、昨日の夜、会いにきてくれたの。
そしたら、好きだから。って!!」


「きゃー!
両想いだったんだね!
あ、噂の玲央くんが来たよ。」


ドアから背の高い二人が教室に入ってくる。



玲央くんと…羅衣弥。


「おはよ!玲央♪」


「おはよ〜、優美!」



朝から目の前で抱き着く二人。


7月ですよ〜。



教室の暑さが増しそうなくらい、アツアツな2人。


でも、ラブラブいいなぁ〜♪



「朝から暑苦しいんだよ。」


あたしの後ろの席で小さく呟く羅衣弥。