ほんのり甘くて、ちょっぴり切なくて。


キーンコーンカーンコーン―…


朝の気まずいまま、午前中の授業がすべて終わった。



「ありす、食堂行こっか。」


優美は鞄から財布を取り出す。



あたしも財布を取り出し、歩きだそうとしたとき…



「ありすちゃん、優美ちゃん。」


あたしたちを呼び止めたのは、小倉くん。



「なあに?」


「4人で食堂行かない?」