私達はマックを食べ、公園を散歩し、
昨日は家に帰らなかったということで夕方には家へと帰って来た

「ただいま」

バタバタバタ

茶の間の方からスリッパの音が聞こえた

お母さんだ

「あんた、ちゃんと本郷くんのうち挨拶してきたの?」

えっ?怒られるんじゃないの?

「家の人誰もいなくて、誰にも会えなかった」

「まったくもう、今度はうちに泊まりに来てもらってね」

怒られると思っていたのに、お母さんは怒らなかった

部屋に入り、昨日からのことを考えてみた

あまりにも衝撃的なことがいっぱいで顔が緩んでしまう
首筋に手をやり鏡を見てみると、
凌がつけたキスマークが赤くなっていた

考えると、とても恥ずかしくなり、
でも嬉しくて…凌は何をしているのかなぁ、と携帯のプリクラを眺めた