今日は、学校祭

みんなこの日を楽しみにしていたが、私と由里はメイドの仕事があるため憂鬱だった

「メイドの人はこれ着て!」

と、係りの人から衣装をもらった

「ありえないから・・・」

その衣装を見て絶句してしまった

スカートの短さといい、なんとも言えない衣装で驚いてしまった

「亜美似合ってるぅ~」

「かなり馬鹿にしてるよね」

「ほんとかわいいって。これじゃあ健太くんが黙ってないねっ」

着てみてお辞儀をすると中のパンツも見え胸の谷間も見え、かなりショックだった

「帰りたい」

他校の生徒も来るし、一般の人も来るし、最悪

「いらっしゃいませ・・・」

「亜美、あんた無愛想なんだけど」

「隠れたい、逃げたい、帰りたい」

「私は結構気に入ったかも~」

由里は楽しそうに笑顔で接客している。私はやる気なしで係りの人に怒られてしまった

「いらっしゃ・・・」

顔を上げた瞬間、健太くんが立っていた

「亜美、それやばいわ。頭下げたら丸見え」

「見ないでよー」

健太くんは片手で顔を隠し、真っ赤な顔で私に言った

「俺、終わるまでここで待ってる」

「えっ!いいよぉ」

「心配だし」

「大丈夫だよ」

「亜美~お客さーん」

由里に呼ばれてしまった

「私行くね。待ってなくていいからね」

健太くんに手を振り、接客に向かった

「いらっしゃいませ」

「ねーねぇ、彼氏いるの?」

他校のチャラ男が話し掛けてきた

「います!」

「学校祭終わったら、一緒に遊ぼうよ」

そう言い、私の手首を掴んだ

「やめて下さい」

「怒った顔もそそるねぇー」

嫌だ、健太くん助けて・・・

「離せ。俺の女に触んじゃねぇよ」

健太くんが来てくれた

「触るぐらいいいだろ」

「汚ねぇんだよ」

やだ、喧嘩になる

「健太くん止めて、私は大丈夫だから」

「行こーぜ」

男達は私達の前から去って行った

「亜美大丈夫か?」

「うん、ありがとう」

「由里ちゃん、ちょっと亜美借りるわ」

「えっ?」