「じゃあ、姫様にも会ったことある?」

えと、どうしよ.....

『あるよ?
兄様と一緒に剣術の練習してるときに会ったよ』

「えーいいなー
あたしだって会ったことないのに....」

『?
なんか会うチャンス会ったの?』

そんなことなかったとおもうけど....

「三年前ぐらいのシュピッツバーグであったパーティで姫様ちょっとだけでてきたんだって」

あぁ、あのときか...

「そのときに見たんじゃねーの?」

「んと、あたしが風邪ひいて行けなかったんだよ......」

ん?
まてよ....
なんで、パーティに行けるの?

『悪いんだけどさ、サナキってどっかの姫なの?』

「あれ?言ってなかった?
あたし、シュピッツバーグの隣国のグラーヌって小国の姫だったりすんのww」

聞いてないよ....

てかさ、
『なんでこんな大きな教室に私達三人しかいないの?』

だって家のリビングくらいあるのに三人だけだよ!?

「あぁ、あとの5人はいつも通りさぼりだ」

「でも、数少ない授業にはちゃんと出るよ」

『じゃあ、今日は来ないの?』

「たぶんね」
と、サナキが言った直後