近づいてくる。 「………!?」 遮断機の音が消えた代わりに、現れた男。 「だれだよ…」 ――――コツ、コツ、コツ。 「――――。」 同じだ。 踏み締めるような、緊張と解放をまぜこぜにした、俺の"あの時"の足音。 なんで。 なんで知ってるんだよ。