水玉世界―相対する生死―


夕暮れになって、ついに俺もテンションが重くなった。


いつもならすぐ「上げるぜ!」とか言う海渡も無言。


ベンチに男2人だった。


「…俺、飲み物買ってくる。コーヒーで良いか?」


「ああ。ありがとう」


海渡が立ち上がり、木の影に隠れて行った。ボーッと見まもる。



――――カン、カン、カン。



………はあ?


「…嘘だろ」


どこからか、遮断機の音がする――――?