水玉世界―相対する生死―


水玉世界に逝くのを拒んだ亡者が、うろうろしているのだ。


「まあ、気にすることないだろ」


「違う。ちがうよ、俺らを見てた。殺気を感じたんだ」


……悪霊?


まさか、そんなのに目をつけられたりしてんのか?


「はは、まさか。気のせいだろ海渡。他行こうぜ」


「……ああ」



だがこのあとも、海渡は重くなったままだった。