水玉世界―相対する生死―


青のシンプルな時計が狙いだ。あと少しだった。


「…お、少し…」


集中していた海渡だったが、1つ言葉を零したところで、糸が切れたように振り返った。



キャッチャーは空振り。


「あーあ、どうしたんだよ海渡ー」


「…いや。何か今、変な気配感じた」


「…は?」


薄々感づく。


能力を持った"生と死を司る者"には死んだ者も、もちろん見える。