水玉世界―相対する生死―


隣を通り過ぎて行く喧騒。


あと2つ鍵を集めてしまえば、何だかんだの思い出と離れてしまう。



生徒が走り回る校舎、木陰の中庭、静かな図書室。


独りで過ごした教室。


それでも、周りの幸せそうな笑い声には、無償に安堵した。



「な。最期まで学校なんて、つまらねえよ」


「………………」