水玉世界―相対する生死―


それを叶えるための希望は、俺の希望みたいだ。



「――――生きたい?」



ミイは読めない顔で、そう問いかけた。


俺はミイの頭に手を置く。



「この能力がなければ、ごく普通に、幸せに暮らしてるよ」



母さんに父さんに兄貴。


もし俺が普通だったら、きっと家庭円満に時を過ごしていただろう



けれど、ミイや海渡、生きたいと思うことに


気づきはしなかっただろう