悔しかった。 だって、これで俺はのうのうと生きる事が出来るのだから。 〈さあ、行って。〉 ただ白く続く天から、ミイの声が響く。 間もなく、水玉世界に亀裂が入った。 「みい…!みい…!!」 ミイが、俺と海渡を元の世界に戻そうとする。 少し乱暴である風上は、どこか突き放すようだった。 「いやだ――――…!!」 「優斗!!」 海渡が、俺の肩をつかんでいた。