水玉世界―相対する生死―


カンナとケイタの姿を捉えることは出来なかった。


光という光が溢れ、いつの間にか、真っ白な水玉世界に戻っていたのだ。


「…優斗!カンナが…」


いなくなってしまう。


寂しい家で、ただ俺の帰りを待っていたミイが。


俺を助けるため、全てを投げ出したカンナが。


いなくなる――――…!



〈ひろと〉



あ…、カンナ。カンナ。



〈ありがとう。ご飯、美味しかったよ〉




――――…。