水玉世界―相対する生死―


昔の貴族が使ってそうな、高級感ありながら埃を被ったランプが揺れる。



「俺、もう充分生きたし。偽物だし。全然怖くなんかねえ」



何だよ…


この、冷たくて笑える、異様な空気は。


「……でも消えるなら…」


優斗が、今何を感じ、何を考え、何を言おうとしているのか…。


俺だって分かる。



『ケイタと共に消えるよ』