「大丈夫か」 ため息をついて、海渡は手を差し出した。 俺はその手を振り切る。 「…………」 巻き込んだ。「死ね」と想う暇もなかった。 ただ、「死ぬ」と恐怖に怯えることしか出来なかった。 このままじゃ―――― 「もう、俺に関わらないでくれ」 海渡が、危ない目に合う。