こいつ……
厄介かもしれない。
どうする、あたし。


「あ、俺に圧力とか効かないよ?」


「そ、そんなこと考えてない」


「俺って結構偉いんだよね」


「はあ?自分で言うかな」


「自分も褒めてやらねえと」


どこまでもフザけてる。
こいつとライトの違う所、
あったかさを感じない。
何も……


ライト、会いたい……

やっぱりあたしはライトが好き。





「今日は帰っていいよ。また連絡するし。それと二葉でいいから」




勝手にそう言って二葉さん、じゃない二葉の車は去っていった。