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「ルイっお願いっ」


「やだ」


「まだ何も言ってないよ~」


朝からあたしはルイの部屋に押しかけていた。
迷惑そうにルイが座っている。


「あのさ、一晩だけ。泊めて……?」


「はあ?何言ってんの」


「そこをなんとか」


あたしはライトとの週末をなんとか乗り切った。

Barがあったから、ライトは明け方まで仕事だったんだ。

でも、もう。
自分がよく分からない。

これ以上一緒にいたらあたし。
ライトのこと……


「お願いっ!!」