「……麗花は、何か知ってる?」
そう言って辺りを見渡す翼。その視線の先には、横たわる男女と、無感情に回り続ける黒い監視カメラ。
言いたいことは、何となく、というか手に取るように分かる。
「ううん。私にもさっぱり」
素直に答えた私に、ほんの少しだけ落胆の色を見せる翼。しかし予想はしていたのだろう。翼はすぐに次の質問に出た。
「じゃあ、The殺サィトのことは知ってる?」
「!」
翼はどうやら、唐突な質問をするのが好きな性格のようだ。私は思わず固まってしまう。
「やっぱり、ね」
そんな私の反応を見て、翼は一人納得した素振りを見せる。
「やっぱりって……」
私は蝋人形のように固まったまま、彼の言葉を繰り返す。
――The殺サィト。
最近ネット上でひっそりと流行っている妙なサイトのことだ。そこに自分の名前と簡単な居住地区を書き込み送信すると、その人にぴったりな自殺スポットを教えてくれるという、実に単純かつ非倫理的な怪しいサイトだ。
このサイトは謎に包まれた存在で、誰にもその全容は明らかにされていない。
そう言って辺りを見渡す翼。その視線の先には、横たわる男女と、無感情に回り続ける黒い監視カメラ。
言いたいことは、何となく、というか手に取るように分かる。
「ううん。私にもさっぱり」
素直に答えた私に、ほんの少しだけ落胆の色を見せる翼。しかし予想はしていたのだろう。翼はすぐに次の質問に出た。
「じゃあ、The殺サィトのことは知ってる?」
「!」
翼はどうやら、唐突な質問をするのが好きな性格のようだ。私は思わず固まってしまう。
「やっぱり、ね」
そんな私の反応を見て、翼は一人納得した素振りを見せる。
「やっぱりって……」
私は蝋人形のように固まったまま、彼の言葉を繰り返す。
――The殺サィト。
最近ネット上でひっそりと流行っている妙なサイトのことだ。そこに自分の名前と簡単な居住地区を書き込み送信すると、その人にぴったりな自殺スポットを教えてくれるという、実に単純かつ非倫理的な怪しいサイトだ。
このサイトは謎に包まれた存在で、誰にもその全容は明らかにされていない。

