The殺サィト

それにしても……これから一体何をすればいいんだろ。

手持ちぶさたになり、私はスピーカーに視線を送る。

あれから男からのコンタクトはすっかり途絶えてしまった。
男の要求も何だか分からないまま、脱出する手立ても無い。


これは……ノイローゼになっても仕方ないわ……

変化の無い、ただ未来の見えない窮屈な状況。
でも、このままここに居てもいいことが何も無いことだけは確か。――みんな何も言わないが、本当は誰もが一番気になっていること。この場において、かなり致命的なことがあるのだ。




「……クソッ、腹減った」

もう限界だとでも言うような様子で、ちょうどそれを口にしたのは、響吾だった。


「我慢しなさいよね、みんな一緒なんだから」

紗理奈も呆れ顔で同意する。


――そう。この部屋には一切の食料が無いのだ。