The殺サィト

「……おでこ、大丈夫なの?」

それからしばらく経った後、私は恐る恐る竜に問いかけた。
……なかなか出血が酷い。下手したら貧血を起こすのでは、というレベルだ。

こくん、と蒼白な顔で頷く竜。血で彩られているだけに、その顔の不健康な白さが逆に際立っていた。

大丈夫じゃ、なさそうなんだけどな……

みくにそういった不安を込めた視線を送るが、全く気付く気配が無い。――竜が落ち着きを取り戻してから、実に自然に、また元の頼りない感じに戻ってしまったのだ。

……やっぱりよく分からない子。