ただ涙を流し続ける竜の目を、優しげな眼差しで見つめる人……それはなんと、みくだった。
先程までの小動物のようなぽけーっとした様子はまるで無く、力強ささえ感じるその姿には、何か惹き付けられるものがあった。
……初めて目にしたみくの真剣な表情。こんな顔も出来るのか、と思った。
「ぅ……みく、さんっ」
嗚咽を洩らしながら、精一杯喋ろうとする竜に、みくはただうんうんと頷き続けた。
「大丈夫だよ……」
そして少しずつ竜が落ち着いて来ると、今度はその言葉を呪文のように優しく繰り返した。
――何が大丈夫なのか、むしろこれから何が起こるというのか、……それはみくにも分からないだろうに、何故かみくの口調は力強く、問答無用で安心感を植え付けるものだった。
後ろで腰を抜かしていた早苗も、遠巻きにしか見ることの出来なかった紗理奈達も、そんなみくの頼もしい姿に少なからず安心したことだろう。
先程までの小動物のようなぽけーっとした様子はまるで無く、力強ささえ感じるその姿には、何か惹き付けられるものがあった。
……初めて目にしたみくの真剣な表情。こんな顔も出来るのか、と思った。
「ぅ……みく、さんっ」
嗚咽を洩らしながら、精一杯喋ろうとする竜に、みくはただうんうんと頷き続けた。
「大丈夫だよ……」
そして少しずつ竜が落ち着いて来ると、今度はその言葉を呪文のように優しく繰り返した。
――何が大丈夫なのか、むしろこれから何が起こるというのか、……それはみくにも分からないだろうに、何故かみくの口調は力強く、問答無用で安心感を植え付けるものだった。
後ろで腰を抜かしていた早苗も、遠巻きにしか見ることの出来なかった紗理奈達も、そんなみくの頼もしい姿に少なからず安心したことだろう。

