The殺サィト

紗理奈は一つ咳払いをすると、翔也とは対照的な落ち着いた声で話し出した。

「アタシは近藤紗理奈(コンドウ サリナ)。高二よ。……よろしく!」

やはり紗理奈は何度見ても色っぽい。響吾が変な目で彼女を見ているのが分かった。……まあ、服装が服装なだけに、無理ないのかもしれないが。
もう秋だというのにこの薄着は、正直異常だ。

紗理奈の、大きく開いた胸元で光るシルバーのネックレスを眺めながら、私は不思議な気持ちでいっぱいだった。


「次、あんたの番だけど」

順番が来てもぼーっとしていた私を見兼ねてか、翼が私を突いた。
ハッとして私は慌てて口を開く。

「あ、私は篠原麗花(シノハラ レイカ)。高一。……よろしくお願いします」

何か喋ろうと思っていたのに、いざとなると何にも浮かんで来なかった。無難な挨拶だけをして、私は翼に視線を送った。