The殺サィト

「なん、だったの今の?」

セーラー服を身に纏った黒髪の少女がぽつりと呟く。
それに呼応して、みんなの妙な緊張の糸が解けたようだった。


「ふぅ、大丈夫だった?」

呆れたように髪を掻き上げながら、私の肩に手を置いて、妙に色っぽい彼女も口を開いた。

「あ、あの、ありがとう……」

「全く……嫌な音だったわ」

舌打ちをしながら、彼女は辺りを見渡す。彼女が顔を背ける瞬間、また甘い香りがした。
フルーツのような甘さのあるいい香り。大人っぽく綺麗なこの人に、ぴったりの匂いだと思った。


「……何。そんなにジロジロ見ないでくれる」

「すみませんっ」

思わず謝ってしまった。しかし見るからに年上そうなので、間違いではなかっただろう。

……それに、どうしても目がいってしまう。

羨ましいほどに色っぽい曲線を描いた彼女の身体を。グラビアにでもなれそうな体型だ。

「あんた名前は?」

「麗花です」

「ふぅん。アタシは紗理奈(サリナ)。よろしく」

戸惑ったように頷くと、紗理奈はいきなり私の肩に腕を回し、話しかけてきた。