The殺サィト

『ふふ……そこの君は、確かレイカちゃんだったかな? どうだい? もう一度命を与えられた気分は』

男はあり得ないほどの重低音で私に話を振ってきた。どこか悪意の込められた言葉に胸糞が悪くなった。

「そう言うアンタは一体誰? 早くここから出してくれない?」

『そういうわけにはいかないなあ。君達にはここでやってもらうことがある』

「やってもらうこと?」

嫌な予感しかしない。自慢じゃないが、私の嫌な予感はよく当たる。
こんな異常な状況下で、異常じゃないことをさせられるわけがなかった。

息を呑んで、男の次の言葉を待つ。しかし男は、気味の悪い乾いた笑い声を零すだけだった。

「何が可笑しいの?」

耐えきれなくなって、私は口を開いた。

『ククク……レイカちゃん、君、怖いんだろう?』

「!」

『さっきから君は取り乱してばかりだ。……全く愚かだよ。まあ、君みたいな人間の死に目が見れるから、このゲームは面白いんだけどね』