The殺サィト

私も、The殺サィトに誘われるままに自殺を図ろうとした。いや、もしあの場でヘルメットを被った男達に腕を引っ張られていなければ、確実に自殺は完遂していただろう。


「でもさ、やっぱり有り得なくない……?」

「何が?」

「だって、こんなに普通そうな人達がみんな自殺を図ろうとしたなんて……信じられない」

私の自信なさげな発言に、翼は鼻で笑った。

「何言ってんの? 自殺なんて誰でも簡単に思いつくことなんだよ? 外見とか今更関係無いだろ?」

「そうかもしれないけどっ……それに、あんな胡散臭いサイトがこの状況の元凶だっていうの?」

「あぁ、もうホントあんた頭悪いな。胡散臭いからこそ怪しいんだろ?」


そう言われると、何も言い返せなくなる。――そう。本当は私だって、頭ではもう分かっている。
ただ、認めたくないだけ。だって、もしあのサイトが全ての元凶ならば……


背筋が凍るのが分かった。私達、こうして呑気に会話してる場合じゃないんじゃ……?