「約束ね?」

「うんッ」

「あと、
もう一つ約束して?」

「...?」

「喧嘩するときは自分のために人を殴ったらだめ
他人のため
トモダチのため
大切な人のため
に拳をあげるのはおねぇちゃん許せる
でも
己のために拳を上げる人は
おねぇちゃん嫌い。
だから
約束
己のためには拳あげず友のためヒトのため大切なヒトのため
拳をあげる
やくそくね」

「うんッ」

「いいこ」

「おねぇちゃん、お名前は?」

「あたし?」

「うん^^」

「田屋 未来」

「未来ねぇ?」

「うん^^」