修はいつも優しくて、
私を優先してくれて、
たまにちょっと、ベタベタしすぎ!
とか思っていたけれど…
一緒にいてすごく心地よかった。
一度は、修に対する劣等感から、ケンカもしたけれど、
彼は、それさえも包み込んでくれる優しさで、私を一生懸命に思ってきてくれていた。
きっと、いつも人前で私にベタベタしてくるのだって、
私がさみしくならないように、
周りなんて気にならないようになのだろう。
目一杯の愛情をみんなに見せてくれていたのだ。
それなのに、私はその優しさに甘えて、自分で何かを変えてこようとはしなかった。
周りから逃げて、
でも修からは離れられなくて…
なんてずるい人間なんだ。

