「舞依!おっはよー…って、え?」



「刑事サンがたまに見張るらしい。」


「え?!何で??」


「…私にも被害が及ぶかもしれないから、だってさ。」




美樹には本当のことは言わないでおこう。

別に信じていないわけではない。



ただ、誰かに言うと認めてしまっているようで



嫌だから。




「舞依が襲われそうになったらウチが助けるよー!!!!」




嬉しい。

やっぱり美樹は最高の親友だ。



「さんきゅ。ソン時はこう殴らなくちゃ♪」


二人は格闘ゴッコをしながら教室に入っていった。