「悠斗だったらどうしよう。切っちゃおうかな」


ハラハラしながら携帯を握る。


プルルル、


「はい、ガレッジでーす」


(良かった!佐山さんだ)


「あの、高崎ですけど…」


「高崎さん…?あー、ハルカちゃん?あれ、悠斗今休憩入ってるから携帯にかけたら繋がるよー」


人あたりのいい佐山は悠斗の友達のお兄さんらしい。


「あ、いえ、今日は佐山さんに聞きたいことがあって」


「えー、俺に?聞きたいことって?」


「あの、悠斗の欲しい物をなにか知りませんか?来月誕生日なんで今プレゼント考えてて」