部屋を出たら海と空が目の前にいた。 「愛理様。支度が遅いですよ。……もう陛下は待っておられます。早く行きましょう」 二人に怒られながらもパパが待つ王の間に急ぐ。 「失礼します。愛理です。」 いたのは椅子に腰かけるパパこと晃と同じくママこと楓。