陸と愛理が一緒に出てくるのを見ると皆、目を見開きざわつく。 「……だれ、あの子?」 だが皆、今の愛理の姿を見て愛理だとわかる者もいない。 ざわつく中、陸がマイクを取った。 「……ーー総会を始める」 陸の一言で一気に辺りに静けさが立ち込めた。 愛理がいるのはステージ脇のVIP専用のソファー。