執事と共に賭け事を。

「よぉ、春樹。待っとったぞ」


ポーカーのテーブルの一角から、祖父が軽く手を挙げるのが見えた。


「負けとるワシに運を運んでくれ」


と、隣を示していた。


「外しても、よろしいですか」

「ええ。楽しんできなさい」


春樹は、一礼して恵理夜のそばを離れ、祖父の隣の椅子に腰を掛けた。


ゲームが始まった。