執事と共に賭け事を。

「乗船の際は、そこまで厳しいチェックではなかったのですが」

「カジノデッキ以外の空間での争いは感知しないって意味かしらね」


不穏な空気の会話になったところで、春樹は手袋をはめた。


「さあ、ここから先は何も邪魔されません」


春樹は、手袋をはめた手を重厚なドアに掛けた。

そして軽やかにそのドアを開いた。