執事と共に賭け事を。

「お恥ずかしい話で申し訳ありませんが、あなたを恋人としてみたことはありません」


ツバキのプライドを丁寧に2つに裂いていく。


「と、とんだマザコン男を相手にしていたって訳ね」


ツバキが、手を振り上げる。


「そのマザコン男の気を必死に引いていたのは誰かしら」


振り上げられた手を押さえながら恵理夜が言った。


「その香水、気を引きたくて、つけ続けていたんでしょう」

「違うわよっ」

「嘘」


恵理夜は、ツバキをまっすぐに見据えた。