執事と共に賭け事を。

「104号室……」


ないはずの104号室があった。


「春樹は向こうから来たのよね」

「はい、ヒガキ様に案内されながら、101号室側から数字を追うように」

「そして、103号室の隣に入った。でも、流石に104号室と書いてあったらその部屋には入らないわよね」

「ええ」

「でも、もしその部屋のプレートがこれだったら」


恵理夜は春樹の手から白いプレートを取り上げた。

その裏にはわずかに粘着質なものがついていた。

そして、104号室のプレートにも同じものがあった。