執事と共に賭け事を。

恵理夜は、ふと違和感を感じた。


「そういえば、お嬢様がいなくなった直後、こんなものを拾ったのですが」


春樹は、ポケットから小さなプレートを取り出した。

それは、部屋番号と同じ大きさの、けれど何も書かれていないプレートだった。


「この廊下の床に落ちていたのですが」

「この廊下に……?」


恵理夜は、そのプレートに手を触れた。

そして一瞬、恵理夜の思考が止まった。