執事と共に賭け事を。

「お怪我は、ございませんか」


春樹は、真っ先に猿轡を外しその口元を拭った。


「ええ、大丈夫」


恵理夜の答えにうなずき、ゆっくりと鍵を外し、拘束を解いていく。

そして、拘束されていた部分を冷たいおしぼりで押さえた。

足の拘束も外され、恵理夜はようやく自由の身となった。

春樹は、自分のジャケットを恵理夜のむき出しの肩にかぶせ、そしてその腕を自分の肩に回した。