執事と共に賭け事を。

ヒガキは、にこりと笑って、ジャケットを脱ぎ、ベスト姿になった。

ポケットはどこにもなく、イカサマの余地も無い。

ヒガキは、徹底してディーラーであった。


「さあ、はじめようか」


ヒガキは、賭け品としての鍵を給仕のもつ箱に預けた。

恵理夜も、指輪を預けた。