そして夏生の言葉を聞いたあたしは、戦闘モードのスイッチが入ってしまった。
───────次の日。
「アンタ達、ちょっと待ちな!」
「あぁ?」
滝沢沙良、只今男子生徒3人組に詰め寄っています!理由は簡単♪
「山下くんに生意気って言ったのって、アンタ達でしょ!?」
大好きな山下くんを守るためなんだ!
昨日夏生から、2年の細川くん達が山下くんと体育館裏いたのを見たという目撃情報があったことを聞いた。
そ・こ・で!あたしは、倍返しをしようと細川くん達の前に立ちはだかっているのだ。
「……だったら?ていうか、お前に関係ねーじゃん」
「山下くんはあたしの好きな人だから関係あるの!生意気とか言って、許さないんだからっ!」
「……あぁ?お前やんのか?」
「あ〜いいよぉ!どっこからでもかかってらっしゃいっ!」
「その言葉、忘れんなよ」
ギ、ギクリ。


