「うふふ~毎日幸せ♪」



「そう思ってんのはアンタくらいじゃない?」



只今、4時間目であり先生の都合により自習なのです☆てことで、夏生の席の隣へ行って、夏生を巻き込んでお話タイム。



「そうでもないの!実はね、最近山下くんが話をしてくれるの~」



皆さんもお気づきだと思うけど、最初の頃のような『ん』や『は?』だけじゃなくなってきてるの!



「これってやっぱり恋の果実が熟してきてるところだよね?」



「例えがおかしすぎる」



「きっと山下くんもさ、あたしの心に応え始めてるんだよ~」



はうっ……とうっとりしながら空(くう)を見つめた。



「ほらー沙良、戻ってきなさい」



「おおっと、山下くんとの妄想の世界へ旅立つところだった!」



「いつものことでしょ」



「ご存じの通りであります」