夏休みが明け、私は抜け殻状態のまま学校に行った。






「愛瑠~‥っもう!やっぱり倖田くんにっ!」






私は立ち上がる友菜の手を引いた。







「友菜、前の私に戻っただけ。」


「…。」


「男嫌いの私に。」






そう、戻っただけ‥。







キーンコーンカーンコーン







席替えをしたから春樹はもう隣の席じゃない。







友菜が前にいて。







一番後ろに春樹がいる。







見るなって神様も言ってるんだ。







もう振り返るなと‥。