『………はぁ〜…。』 机に項垂れてため息を溢す。 「ため息なんてついて、どうしたの?」 前の席に座る親友の沙織が言う。 『…一年前のこと思い出してた……。』 「はぃ?何で一年前?」 分からないのか頭に疑問符を出してる親友。 『…宮沢くんの事だよ。』 沙織には彼の事で相談にのってもらう機会が多いから名前を出しただけで理解してくれる。