死体の丘に当たった骸骨は死肉にめり込む。
「貴方は人間ではありませんのね」
断定したイリイアの言葉は、見えないながらの答えだった。
気配、圧迫感とも言うべきか、匂いもそうだが、とても人間には見(おも)えなかったのだ。
「人間なんかと一緒にすんなよぉ、俺様傷つくじゃん?魔物だよ、魔物。ま、でもぉ、シスターちゃんにとっては異種交流できて、余計燃えんじゃね?なぁ」
異種交流を舌を出しながら口にするそいつ。
魔物。
それだけの単語を聞き。
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