虚無と虚空が蝕み、体の中身が全部消えたような気分。 気持ち悪い、苦しい。 ――違う。 それらは所詮、ある事柄の派生でしかない。 “死にたい” 「っ……」 初めて味わう感情に戸惑うも、死にたい感情が塗り尽くす。 蝶があたる度に強まる自殺願望。蝶が原因かと知りつつも、正常な行動ができなかった。 死にたい――死にたい、苦しいんだ、死にたくて、なぁ、死ねよ、死んじまえよ、ねえ、死なないの、死んでよ、死んで、死んで、死ね死ね死ね死ねよ――