「なあなあ、誰か紹介してやっ!」



「お前には無理!」



「亮二になんか紹介したら


あとで彼女が泣くだけやもん!」



そんな声しか返ってこない





やはりこの校内では無理だ




みんな瑞穂や遥香の事を知っているのだ


当たり前と言えば当たり前か…




それでも亮二は諦めない




学校が終わると繁華街に出て



女の子をナンパし始めた




かなりの確立でアドをゲットした





そしてその中から一番気の合いそうな


女子校に通う女の子らとのコンパが決まった




「ホンマに二人ともイケてるから


楽しみにしとけよ~!」




「マジでか?」




以前こんな風に誘われて行ってみるものの


引き立て役のような子がきた時があった




勿論そっちが俺にあてがわれた





その後俺はあの女からしつこくアドを聞かれたが



なんとか巧くかわした覚えがある




思い出し笑いでプッと噴出した




(まぁ今回はそんな事もないやろう…



それに今の俺は贅沢言える立場ではないし)





『まぁ期待せんと待っとくわ(^o^)丿』



軽い感じで亮二に返信する




『勝手に言うとけ!


持ち帰りも可能かもよ(*^_^*)♡♡♡』




(何て…)



これが男の悲しい性か…




俺のテンションは一気に上がった