ボクらのコイ




「あれぇ、木下さんもしかしてさぁ…」


「友達と約束したとか言ってるけど、ほんとは正臣のこと好きなんじゃないのー?」


蔑むような目。


「私っ、そんなんじゃ…」


顔を赤める木下さん。


「羽羅、いい加減に―…」


やり過ぎだ。

そう思い、止めようとすると…



「―――…から。」



小さな声。


「何?羽羅…」



「そんなの、許さないから!!!」





見開いた目。


不気味に上がった口角。




ヤバい。


このままじゃ…



「羽羅!」



ポケットから羽羅はさっき入れたものを取り出す。



カチカチカチ―…




カッターだ。





「キャアァァァッ」


「羽羅ちゃん何して…」


「おいっ西口!!」



教室が騒ぎだす。