「…ハッ」
目が覚めるとそこは
真っ白な病室だった。
「…あれ、僕…」
「目が覚めた?」
隣にはお母さんがいた。
悲しそうな顔をして。
「…えっ僕なんでこんなところに…」
「正臣ったら覚えてないの?」
「…うん。」
「昨日羽羅ちゃんに切られたとこ、結構深くてね。手術しなきゃいけないから入院してるのよ。」
「…あぁ。」
そうだった。
僕はあの後すぐ救急車に乗せられて、病院に来たんだ。
…でも。
「お母さん!羽羅は?どうなったの!?」
「羽羅ちゃんは…羽羅ちゃんのお母さんが迎えに来て帰ったわ。」
「…今日は学校には?」
「行ってないわ…。」
行かなきゃ。
羽羅のとこに。
「…わかった。ごめんお母さん、もう今日は帰っていいよ」
「………正臣。」
「なに?」
「大変なのは分かってる。でもね、羽羅ちゃんを、守ってあげて。」
「…うん。」
