真夜中に、君と





本当に知らない男の子だった

私より少し高めの身長にワックスでまとめた髪
制服からして後輩かな…


「藤宮リサさんですよね」

「…あ、はい」

「やっぱり!近くで見るとますます可愛い!」

「えっ……!?」

興奮ぎみにそう言われて
なんだか照れくさくて顔がほんのり熱くなった

初対面でそんなこと言われたの始めてだ…

「僕、1年の川原です。川原純(かわはらじゅん)!」

いきなり自己紹介したかと思ったら
ケータイを顔の前に出してきた

「アド!教えてくださいっ!」

「え…それは、ちょっと…」

始めて会ったばっかりだし、
こういうのどうしたらいいんだろう…

迷っていると、聞きなれた声が聞こえた


「何してんの……?」


ドアに手をかけて割り込んで来たのは
シュウだった…