佑月が風邪をひいた。 朝から顔色も あんまり良くないし。 元気もない。 「佑月大丈夫か?」 「あっ…大丈夫です!風邪なんてひいてませんからっ…」 その言葉、嘘だ。 佑月は…いつだって心配をかけまいと強がるんだ。 「佑月、帰るぞ。送るから」 「えっ…!」 佑月の手を無理矢理引っ張って行く。 佑月が今住んでる家なら…知っているから。 .