赤い光が消え、翔と先生がでてきた。
『先生っ!!翔は!?ねぇっ!!』
『落ち着いて。…成功したよ』
優しく微笑む先生が神様に見えた。
『う…ぁーッ!!』
声をあげて泣くあたしの背中を先生はやさしくなでてくれた。
『ありがとうっ!!ありがうーッ!!』
翔。
あたしは今まで何をしてきたんだろう。
不安、だったのかもしれない。
愛されたかったのかもしれない。
馬鹿だよね。
翔はこんなにあたしをおもってくれてたのに。
あたしね、翔がいない人生は想像できないの。
白黒映画みたいに流れていく景色の中で生きていく自信なかったんだ。

